新聞の折り込みチラシなどに「植木の剪定1本2,500円〜、植木1本からお受けいたします」などと書いてあるのをよく目にします。安い!あなたはそう思うかもしれません。
しかし、実際に考えてみてください。今どき植木1本の剪定を頼まれて、その1本だけ切って2,500円だけもらって帰る業者がはたしているでしょうか。
そんなことをしていたら採算に合うはずがありません。
そのような業者は、お値段が手ごろなおとりのチラシを武器にして、お客様からの見積り依頼が入ると訪問して、言葉巧みにお客様が本来望んでもいなかった作業まで、むしろ高額に見積って勧めたりします。
チラシの手ごろさには、落とし穴が隠されていることがあります。
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お庭の豆知識
折込チラシなどに「植木1本 2,500円〜」とあるから頼む
大手の有名な植木屋に頼む
「あ、松の木が変だ」
枯れてしまったらどうしますか?誰かに頼んで見てもらわなければなりませんよね。松の木の異変を発見したAさんを例に、実際よくある間違った業者選びについてお話しましょう。
Aさんはさっそく大手の有名な植木屋に連絡しました。
Aさん「松の木の葉の色が変わってきて元気がなくなって来てるんです。」
植木屋「わかりました。お伺いします。」
数時間後
植木屋「ああ、この松の木ですか?」
Aさん「そうなんです。」
植木屋「状況はわかりました。一度診断する必要がありますので、後日専門のものを連れて改めてお伺いします。」
その後、3日過ぎても連絡がなかったので、Aさんは待ちきれずに電話しました。
Aさん「いつ来てくれるのですか?」
植木屋「少し待ってもらえますか。」
そう言われて、もう少し待つことにしました。しかし連絡が来ません。Aさんは再度連絡をしました。
Aさん「いったいいつ来てくれるんですか?松の木が・・・」
待ちくたびれたAさんは、怒った口調で言いました。すると、
植木屋「お急ぎでしたら、他の植木屋さんに頼んでください。」
Aさんは、かなり待たされた上に断られてしまったのです。